ウレタン・UV塗装晶とオイル仕上げの大きな違い
ご存知かもしれませんが、塗装品とオイル仕上げの違いについて説明させていただきます。
大きな違いとしては、塗装品は材料にサランラップを巻くように材料自身の水分の出し入れを100%遮断してしまいます。
オイル仕上げは浸透性の塗料なので、水分の出し入れが可能です。
木材は元々暴れたり、動いたりします。これは材料の中の水分量が変化する
ことにより起こる現象なのです。
塗装をしたほうが、水分の出入りがないので、材料の暴れを抑えることが
出来ます。
逆にオイル仕上げは材料の動きが多少出ます。
では、肌に直接触れる床材はどちらの方が良いのでしょうか?
あなたは肌着をつけるのに、
サランラップで出来た肌着を選びますか?
それとも自然素材のコットンの肌着を選びますか?
以下にその特徴=メリット、デメリットをまとめました。
『塗装品』のメリット
水分の出入りを遮断するので、材料の暴れ、動きが少ない。
手入れもし易い。
『塗装品』のデメリット
水分の出入りがないので、本当の木材を感じることができない。
汗を吸ったり、木材本来の空気層を感じて冬場に温かみを感じたりする
ことができない。
『オイル仕上げ』のメリット
夏場は足の裏の汗を吸い、冬場は木材の持つ空気層が感じられ暖かいです。
木材本来の油成分と混ざり合って、自然な「てり」「光沢」が出できたり、
色が年を追うごとにいい意味で変化したりします。
『オイル仕上げ』のデメリット
浸透性の塗料なので、水に弱かったり、傷が付きやすかったり。
オスモ社が出しているワックス&クリーナーなどで、メンテナンスをする
必要があったりも。
しかし、例えばこのフローリングを高級靴とみたらいかがでしょうか?
高級靴ならちゃんとワックスとか、クリーナーなどでお手入れしますよね。
そんな風に考えていただければうれしいです。